放射線治療後の上顎骨にインプラント治療を施行した一例

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

今日は下記の論文を読んで勉強したことをまとめたいと思います。

 

放射線照射部位への外科治療は射線性骨壊死のリスクとなることから.

原則的に禁忌ときれている.

しかし われわれは.放射線治後の上顎骨に線量分布図を参考にインプラント埋入部位を決定したl上で、インプラント治療を行い.埋入後2年の現在、経過良好であった例を験したので その概要を羅告する

 

放射線照射野内の外科治療は射線性壊死のリスク
となることから.凛則的に禁忌とされており特に60Gy以上の照射を行った場合下顎に対する抜歯などは顎骨壊死のリスクが高いとされている。

1990年後からCT上の線量分布図より手術部位の放射線量が10Gy以下であることを術前に確認してインプラント治療を行い、予後が良好であったため

線量分布図を基に3次元的に正確な照射量を計測し外科処置を行えば

従来より安全に外科処置が行える可能性があると考えた。

 

 

 

アバットメントの着脱回数が周囲組織に及ぼす害は・・・

インプラントを長期維持するための外科的-補綴的形式な置されつつある.

オッセオイノテプレ-ションの長期維持にはインプラント周囲組織の温在が必要てあり、それにかかわる国子として、外科的にはインプラントポジショニング
手術時に確保すべきインプラント周囲の硬軟組織量
適切なインプラント径の選択など、機械的にはにはインプラント・アパットメント接合様式の選択、適切なエマージェンスプロファイルの付与などが挙げられる。
また、その池の医子として.インプラントレベルでの補綴
装物着税(ど-リングアパットメント含む)が、インプラント
周囲組織に対しネガディフな影響を与えるとの報告がされて
いる。内9~三には、物謝新弱らによってアパットメン
トの5回の着税によりインプラント周囲組織の強少が起こる
ことがされた。インプラントレベルての橋装置
新がインプラント周生組第へ影響を与えることが報告されている。
このコンセプトは.インプラント埋入手術時、もしくはニ次手術時に最終アパットメントを装着し、違候補の処置はすべてアバットメントレベルで行う、
ことでインプラント周囲組織の温存を確認する方法である。
幻はこのコンセプトの有用性について考第する.
なお、アバットメント結合様式についてはメ-カ-により
きまぎまな様式がある。

リライン法

アクアデンタルクリニック院長の高田です。
日本歯科補綴学会から出ている
「 リラインとリベースのガイドライン」 を読んで勉強しています。
ガイドラインの中の大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。

 

リライン法

リライン法の直接法

義歯床粘膜面を一層削除してレジンの新鮮面を露出させた後,接着剤を塗布し,下記の操作を行う

 

常温重合型レジンによる操作

①リライン材を混和し,流動性が低下してクリーム状になった時点で義歯床粘膜面全体に均等に 盛り,適当な粘稠度(表面の光沢がなくなった)になった時点で口腔内に挿入する.

②咬頭嵌合位で軽く咬合させ,次いで筋圧形成(筋形成・辺縁形成)を行う.

③レジンが餅状よりやや硬めになった時点で,義歯を口腔外に取り出して余剰なレジンを除去す る.再度,口腔内に装着して,レジンの硬化を待つ.硬化促進剤を用いて,口腔外で完全硬化 させる場合もある.

④十分に硬化させた後,義歯を口腔外に取り出す.

⑤形態修正,リリーフすべき部位の調整,咬合調整を行い,研磨する.

岡山県 岡山市北区 今保 久米 中山道 延友 白石 花尻 北長瀬 西バイパス近く

ワルファリン服用患者では、ワルファリンを継続投与のまま抜歯をしても重篤な出血性合併症なく抜歯可能であるか?

アクアデンタルクリニック院長の高田です。
日本口腔外科学会から出ている
「 抗血栓療法患者の抜歯のガイドライン」 を読んで勉強しています。
ガイドラインの中の大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。

 

従来,ワルファリン服用患者においては,少数の術後出血症例の報告をもとに ,科学 的根拠がないままワルファリン投与を数日間中断し,血液凝固能を回復させてから抜歯が行われて いた.その後,トロンボテスト(TT)値,プロトロンビン時間(PT)値,INR値を指標に 1)[Ⅵ], ワルファリンを維持量あるいは減量投与で抜歯が行われるようになった.しかしながら,本邦で内 科医によりなされたアンケート調査では医師,歯科医師により,抜歯時にワルファリンを継続する か,中断するかはかなりばらつきがあることが示された .ワルファリン継続投与で抜 歯を行った場合,重篤な局所出血あるいは全身的な出血性合併症が起こるかを検証する。

 

 1996年のランダム化比較試験では抗凝固薬(アセノクマロール)継続投与で安全に抜歯を施行 できたとされているが,抗凝固薬を半減させヘパリンに変更した患者では術後出血の頻度が高かっ た .1998年の非ランダム化比較試験では,INR値が2.0~4.0で肝機能に異常がない患者 であればワルファリン継続投与でも局所止血で安全に抜歯ができると結論付けている . 1998年のレビュー論文によると,抗凝固薬継続投与で抜歯を行った場合,2014症例中,術後出血 が見られた症例は12症例(0.6%)で抗凝固薬中止,ビタミンK投与,新鮮凍結血漿投与で止血で きたとされている .これら12症例のうち8症例は1990年以前に処置された症例であり, INRによるモニタリングは行われていない.2002年に行われたランダム化比較試験では,ワルファ リン継続群と中断群で抜歯後出血発生率(26%と14%)が約2倍違うが,有意差は見られないと されている .2007年のレビュー論文において,ランダム化,非ランダム化比較試験論文を 評価したところ,INR値が3.5以下の場合,中断・減量は不要で,3.5以上の場合は内科医に減量 を要請するべきであると述べている .2007年のランダム化比較試験では,抗凝固薬維持量 継続投与群と,減量してINRを1.8以下に調整した群で抜歯後の出血の有無を検索したが,発生 率に有意差はなく,重篤な合併症も見られなかった .2007年に発表された別のランダム化 比較試験では,ワルファリンの継続の有無と,抜歯後縫合の有無で術後出血の有無を複数回観察し たところ,ワルファリン継続で安全に抜歯が行えることが示された .2009年のランダム化 比較試験でも,抗凝固薬継続投与で単純な抜歯であれば低分子ヘパリン代用群と比較して術後出血 の頻度に有意な差は見られないとされている .さらに,2009年に207研究のメタ解析の結 果,抜歯を含む歯科手術において抗凝固薬の継続は,減量や中断と比較して臨床的に問題となる出 血の危険性が高まることはないとされている  .  しかも,その他メタ解析 ,システマティックレビュー 
,において抗凝固薬継続下に安全に抜歯が行えるこ とが示されている.そのような報告を基に種々のガイドラインが作成されており,INRが治療域 にある患者においては抗凝固薬を中断することなく,抜歯を行うことを推奨している .また,本邦における報告においてもワルファリン継続で重篤な出血性合併症は生じてい ない

抗血栓服用患者において、重篤な出血性合併症の防止を考慮した場合、 これらを継続して麻酔伝達を行うことが推奨されるか?

アクアデンタルクリニック院長の高田です。
日本口腔外科学会から出ている
「 抗血栓療法患者の抜歯のガイドライン」 を読んで勉強しています。
ガイドラインの中の大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。

 

 抜歯時の無痛を得る手段として,浸潤麻酔と並んで伝達麻酔を併用する場合がある.しかし,伝 達麻酔は,針先を深部に刺入し神経幹周囲に局所麻酔薬を作用させて神経を直接麻痺させるため, 抗血栓療法患者においては,手技による出血や血腫を形成する懸念がある.抗血栓療法と同じく出 血傾向を示す疾患である血友病患者では,下顎孔伝達麻酔により血腫を形成し気道閉塞をきたす危 険性があるため,27G 針にて低侵襲的に刺入を行い,ゆっくりと薬液の注入を行うことが推奨さ れている  .  ワルファリン継続下の局所麻酔による後出血の発生に関して,ランダム化比較試験はない.非比 較観察研究が1件あるのみである.INR値が2.0~4.0の患者において,27G針を用いた下顎孔伝 達麻酔により小血腫が2.1%に発生し,一方,浸潤麻酔では出血性合併症の発生はなかった . 本研究は96例の観察研究であり,エビデンスレベルD(非常に弱い)である.また,後出血や血 腫が発生すると気道閉塞等の重篤な合併症が発生するリスクがあり,浸潤麻酔では出血性合併症は 発生していないことを考えると,積極的に下顎孔伝達麻酔を推奨することはできない.  医科麻酔科学領域における局所麻酔法として硬膜外麻酔や脊椎麻酔があげられる.抗血栓療法患 者におけるこれら局所麻酔に伴う出血性合併症に関するガイドラインが 4 編発表されている .経口抗凝固薬および抗血小板薬に限ってみると,ワルファリン投与患者では,カテー テルの挿入および抜去はワルファリンを5日前から中断し,INR<1.4の時期に行うべきとされる. また,INRが治療域にある時期には局所麻酔は禁忌であると記載されている.抗血小板薬につい ては,アスピリンはspinal hematoma発生のrelative risk 2.54(対非投与患者)であることから, 3~7日中断する.チエノピリジン系薬では,クロピドグレルでspinal hematomaの報告があり, チクロピジンは10~14日,クロピドグレルは5~7日,プラスグレルは7~10日中断する.新 規抗凝固薬では,ダビガトランは4~6時間または34時間中断,リバーロキサバンは18時間ま たは22~26時間中断してカテーテルの挿入・抜去すると記載されている(ガイドラインにより 記載に差がある).  以上の結果も参照すると,エビデンスレベルは低いが,抗血小板薬および抗凝固薬において,治 療域の治療が行われている時期の伝達麻酔は,出血リスクがあると考えられる.

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