歯内療法における0.5%次亜塩素酸ナトリウムの効果に関する細菌学的評価 

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「bacteriologic evaluation of the effect of 0.5 percent sodium hypochlorite in endodontic therapy」

歯内療法における0.5%次亜塩素酸ナトリウムの効果に関する細菌学的評価

根管治療の論文を読みました。

学んだ内容

15本の単根歯における根管洗浄剤としての05%次亜塩素酸ナトリウム溶液の抗菌効果を検索した。

それそれの歯は5回の予約で治療きれ、そのつど根管内の細菌の存在が調べられた。

それそれの予約間には抗菌性貼薬剤は使用しなかった。

0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を使用すると、
5回目の約東時には15根管中12根物で細菌が回収されなかった。

この結果は、根管洗浄剤として生食水を使用したときの15根管中8根管と比較されるべきてある。

これらの結果は、0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液は
根管洗浄剤として生食水よリも効果的であることを示唆していた。

この論文から根管治療を行う際に次亜塩素酸ナトリウムを使うと効果的であることが分かりました。

1回治療法を用いた歯内療法後の初発根尖病変を有する ヒト下顎第-大臼歯根尖部根管系の細菌学的状態

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「microbial status of apical root canal system of
Human mandibular first molars with primary apical periodontitis
After one vist endodontic treatment」

1回治療法を用いた歯内療法後の初発根尖病変を有する
ヒト下顎第-大臼歯根尖部根管系の細菌学的状態

根管治療の論文を読みました。

学んだ内容

目的
歯内療法1回治療法治療後の初発根尖性歯周炎を有する
ヒト下第一大臼歯近心根の根尖部根管系のin vivoの根管内細菌状態を評価することを目的とした。

根管内の殘留感染は、光学類微鏡と透過電子顕微鏡の相関視野観察により確認した。

研究テサイン:16歯の下第一大臼歯感染近心根管は、
それそれ歯内療法1回治療法による治療か行われた。

近心類側根はステンレス製手用ファイルを用いて、そして近心舌側根は
NiTi製ロータリーシステムを用いて形成した、

これらの根管を、根形成中は5フ5%次亜塩素酸ナトリウムを用いて根管洗浄し、
10mlの17%工チレンジアミン4駿(EDTA)を用いて最終洗浄後、
ガッタバーチャと酸化亜鉛ユージノールセメントを用いて根管充頃した。

その後、それぞれのの根尖部分をフラップ手術によリ取リ除いた。

サンプルは固定、脱灰、水平面で分割された後、樹脂包埋し、
そして光学顕微鏡と透過電子顕微鏡の相関視野観察に供した後、評価された。

結果
根管形成、抗菌洗浄、そして根管充填した16歯の歯内治療歯のうち14において、
根管内の残留感染が明らかとなった。

細菌は、そのほとんとがバイオフィルムとして存在し、
隔物された凹み、形成後の主根管の態室、根管イスムス、そして副根管に存在した。

結論
(1) 下顎第一大臼懾歯根の根管系の解部学的複雑性、

(2) 歯内療法1回治療法においては現在の器具や洗浄のみでは取リ除くことのできない
根管系の隔絶された場所におけるバイオフィルムとしての細薗叢の存在、
という結果か明らかとなった。

根管治療後の非常に良好な長期的予後を期待するために、
バイオフィルムを破壊し、根尖部内の細菌や細菌関連物質を
可能な限リ低いレベルまで減少させて壊死感染根管歯の治療を行うためには、
非抗菌的なあらゆる化学的機械的洗浄手段の徹底した使用が必要であることを、
これらの所見は示している。

この論文から 根管内の細菌を全て取り除くことができない、根管内の残留感染が起こっていることが分かった。

4種の根管形成手技の根管中心保持能力の比較

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「a comparison of canal centering ability of
four instrumentation techniques」

4種の根管形成手技の根管中心保持能力の比較

根管治療の論文を読みました。

学んだ内容

本研究の目的は根管保位に対するファイルの影響を、
手用ファイルと3種のエンジン駆動型NiTi製ファイルで比較することである.

独立した根管を有する成人下第一大臼・の近心根を曲度と形態に基づき
2根1組のペアにした。

根管長を、根管口から根尖孔まで11mmの長さで規格化した.

ペアにした歯の4根管を、3種のエンジン駆動型NiTi製ファイルprofile lightspeed, McXlM、
あるいは手用Flex・Rファイルのいすれかで、無作為に割リふられた管に対して、
根管形成した。

歯根を、改良型Bramante法を用い、備え何けた後、作業長から
1mm、3mm、および5mmの位置で断面化した.

すべての切片を、術前、30号で根管形成後、そして40号で最終的な根管形成を行った後に
ビデオ画像として録画した.

画像から、根管領域の変化および根管形成各段階における中心点を、コンビュータ分析した。
根管形成時問も記録された、データはANOVAを用いて解析された、

NiTi製ファイルシステムは、ステンレススチール製手用ファイルよリ根管の中心点をいっそ
う良好に保っていた。

どの検素断面においても、3種のNiTi製ファイルシステム間に有第差は認められなかった。
手用ファイルとのNiTi製による根管形成間の差は、30号よリ40号のファイルサイズ
でより顕著であった。

40号付近のサイズのファイルで根管形成を行った場合、
3種のNiTi製ファイルシステム間において、根管形成における有意差は認められなかった.

この論文より、エンジン駆動型のどのファイルシステムを使っても
同じように根管拡大を行うことができることが分かった。

高解像度CTにより評価された根管形成後の根管形態の変化

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「Changes in root canal geometry after preparation assessed by
High-resolution computed tomography」

高解像度CTにより評価された根管形成後の根管形態の変化

根管治療の論文を読みました。

学んだ内容

根管の解剖学的形態は根管形成中に変化し、これらの変化は用いる術式によリ
おそらく異なってくるであろう。

そうした変化を根管形成前後の断面を計測することによりin vivoにおいて研究した。

今回のこの研究では、根管形成後の根管編における変化を評価するために、
非破県的に評価可能な高解像度CTを用いた.

マイクロスキャナを抜去歯6歯における18根管の解析のために用いた。

根管は、Kファイル、lightspeedファイル、
およびprofile04ロータリーファイルを用いた根管形成の術前・術後において
それそれスキャンされた。

特別な据え付け装置を用いることで、根管形成後の標本を
正確に再配置し、スキャンすることが可能であった。

それそれの根管の形成前後の表面積(deAinmmin mm)
体積(deItaVⅲmm)の相違は特注のソフトウェアを用いて計算された。

deItaVは、1.61土07の平均で、値の範囲は.064から2.86であリ、
一方、deItaAは4.16土2.63の平均で、値の範囲は072から9.66であった。

Kファイル、Lightspeedファイル、およびロータリーファイルのdelkavとdeltaaの平均値は、それぞれ298であった。

根管の解剖学的膨態と根管形成の影響は、さらに構造モデル指標と
the transportation of centers of massを用いて解析された。

本研究条件下では、術式それ自体よリも術前のいろいろな根管形状か、
根管形成中の変化にさらに影響を及ぼしていた。

したがって、根響の解割学的形態に対する根管形成器員の影響を比較する研究では、
術前の根青形状のディテールも考慮すべきであると考えられる。

マイクロCTによリ評価された4種の NiTi製根管形成手技の根管形態に対する影響

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

「effects of four niti preparation techniques on root canal
geometry assessed by micro computed tomography」

マイクロCTによリ評価された4種の
Ni-Ti製根管形成手技の根管形態に対する影響

根管治療の英語論文を読みました。

学んだ内容

目的
本研究は、ヒト上顎大臼歯抜去歯から三次元的に再現された根管を用い、
4つの根管形成手技の効果を根管の体積と表面積に対して比較した。

加えて、マイクロCTデータを、4種の根管形成手技に関する
形態測のバラメータ描写のために使用した。

方法
マイクロCTスキャナは上顎大臼歯抜去歯の根管解析に用いられた。

NiTi製Kファイル、Lightspeedファイル、profile04および
GTロータリーファイルを用いた根管形成前と後に、標本をそれそれスキャンした。

象牙質削除量、根管の直線化、未形成領域の割合、
そして根管偏位の差を、持別に開発したソフトを用いて計算した。

結果
根管形成によリ、根管の体積と表面積は増大した。

形成された根管は、未形成の根管と比べて、有意な円形化、
径の増大化、および直線化を示していた。

しかしなから、どの根管形成テクニックを用いても、
根管表面積の35%以上がいまだ形成されないまま残っていた。

検索した3種の根管形態間に有意差が認められた。

一方で、根管形成手技による差はほとんど認められなかった。

結論
マイクロCTシステム解析では、4種の根管形成手技に差ははとんと認められなかった。

対照的に、根管形態の相違による多大な影響が示された。

根管形成の生体力学的側面について十分に理解するためには、
三次元的解析法を用いたさらなる研究が必要となる。