インプラント歯周炎の治療指針

インプラント周囲炎と歯周炎は同じなのか?

インプラント周囲炎を定義付ける3つの項目
最初にBOPについて検討したいと思います。
BOPは、インプラント粘膜炎でもインプラント周囲炎
でも、ペリオと同様にもっとも用いられる診断方法たと
思うのですが、ペリオドンティストとしてインプラント
周囲炎におけるBOPをどのように捉えていますか。
BOPは、ペリオの延長で行える検査ですよね。
賛否両論あるとは思いますか、基本的にはパクテリア
がいる、つまりバイオフィルムによって引き起こされる
炎症があるということかBOP(+)の条件です.。
また、補綴装置のカントウアが大きい場合は、偽陽性
が生まれやすいということがあると思いますが、まずは
BOPを見るということは大事だと思います。

 

インプラント周囲炎は世界中で問題となリ、多く
の論文で取リ上げられています。しかし、イン
プラント固有の疾患とする考えや、歯周病の延長線上と
する考えなどさまざまな捉え方があり、確たる定義はあ
リません。そのため、臨床家は診査・診断の時点から悩
むことになります。
そこで今回はインプラント周囲炎に対して異なる考え
方をもつ現在のインプラント周囲炎を定義づけている3つの項目(BOP:BleedingOnProbing、プロービングデブス、骨吸収)を中心に検討し、
さらにはインプラント周囲炎の将来展望にまで踏み込ん
で語りました。
また、今回の対談収録後に行われたユーロペリオにて、
インプラント周囲炎の定義が発表されました。その内容
をふまえ、コラムとして加していただきま
した。
「6-部の欠損で、遠心の骨が高い
インテナンスを行っても骨縁下に対してプロープをする形に
状態です。第7が下がってくるような場合は、どうしても遠
なり、「近心たけBOP(+)です」あるいは「ポケットが深いで
心に骨レベルを合わせて近心が深くなります。
す」などという報告がきます。
このように骨縁下マージンとした場合は、歯科衛生l:がメンテナンスしずらいとの報告があります。