矯正のディスキングに関する資料

アクアデンタルクリニック院長の高田です。
「 矯正のディスキングに関する資料」 を勉強しています。

大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。

それは食物やライフスタイルと相互に関係する当然の
プロセスであり,摩しやすい面(咬合面,隣接面)におけるより厚いエナメル質の存
在,第ニ象牙質,自然出など,疫システムをコントロールする能力に似たメカー
ズムによって代償されているのである

これらのプロセスは,咬合システムにおける摩耗にかかる力を補償するために直接的で
強制的なプロセスを確立しながら,何千という文化の中で何千年もの間共生して働いてきた

これらの現象は,それらが旧石器時代の未開人に対して同様,
現代社会においても意味をなすものである.

人類学的観察からARSを正当化することは魅力的ではあるが,そこに欠点があるこ
ともは明白である.この都合のよい単純化は,原始人にゆっくりと生じた自然摩耗に
対する歯周組織のポジテイプな反応が,ARSやc司droⅲgelの即時性に有効性を
与えるのかという問いに対する答えを回避している.

生物学的構造の積極的な利用は,より強くそしてより健全な組織をつくり出すもの
である.そして,歯,歯槽骨および歯周組織の反応が極めて鈍いことには疑間が残る

砂混じりの食物および強い咀嚼力の影響とは同じでないにしろ,隣接面エナメル質の
削除,歯のサイズの変化,接触点の拡大,そして再石灰化を容易に受け入れるエナメ
ル面の形成における最終的な結果は本質的に同じである.

論点は,ARSの効果自体が自然を模倣しているのか,
または隣接面エナメル質の機機的削除が,自然の防御プロ
セスをなくしてしまうように働いているのかということである.

このことを解決するために確固たるデータが必要である.
歯周疾患との関係 歯周疾患との関係について過去に行われた研究は,隣接面のストリッピングによる
根間組織の圧縮が,歯周疾患の原因になり得ることへの考察に集中していた
第無批判にこれらの所見を受け入れることは,もはや適当ではない.

ARSスペースを一mm閉鎖することが,歯周疾患に関して疑問視されるならば,自然
に存在する臼歯部の狭いスペースもまた,その影響が同しであるため,疑わしいもの
と判断すべきである.
つまり,歯槽骨頂および歯間軟組織が橋正的に圧縮されるから
である.減少したスペースに組織か強応することを知っているので,臨床家は病理的
変化か誘発されるかもしれない不安をもたずに,臼歯部に自然に存在するわずかな
許容できる咬頭嵌合を獲得するために,ARSによって上下歯列間の均衡をとる尼、要
がないことが臨床的に示されている.

補正的な上顎の削除を伴わずに,下顎歯列においてエナメル質は頻繁に相当量削除されるが,
通常,咬頭嵌合は良好である.
可能な説明は,許容できる咬頭嵌合は提示した特定の割合よりも,歯冠幅径総計を超過することが
明白ということである
この理由は,Boltonの上顎における歯のサイズインデックスが,
治療結果に関係ないことを見出した研究者によって間接的に立証されている既い
別の可能性は,許容できる咬頭嵌合が,不均衡な顎内の削除にも関わらす,
特定の歯の極端な近遠心的大きさと関係していることであるに
理想的には厚い隣接面のエナメル質面をもつ歯冠幅径の大きい歯を対象に行われる
ため,ストリッヒングによって過度に大きい歯を標準サイズに削除することで,叢生
の解決後に許容できる咬頭嵌合が確立される.

私は,対顎において必ずしもストリッピングの必要がないことを見出した.下顎で
6mm削除するので,上顎も6mmの削除が必要ということにはならない.
それは次のようにより慎重に行われる.

ARSで叢生を解消し,スペースを統合する.
画咬頭嵌合の質を評価する.それが許容できる場合は,現状を維持する.これが通
常の場合である.

対顎の歯列に補正的なストリッピングが必要なことが明白な場合は,それを行う.
しかし,明白になるまでは様子をみる.

一高いレヘルに症例を仕上げるためにも使用される.たとえば,臼歯部
の咬頭嵌合が良好であっても,許容できる切歯のコンタクトを達成するために上顎前
歯のリトラクションが多少必要となる場合は,上顎側切歯および大歯遠心部をARSで
削除できる.
また,切歯が切端咬合の関係にある場合は,オーバーバイトがさらに良
好になるように,下顎前歯を牽引するために下顎歯列をストリッピングする.