矯正のディスキングに関する資料

アクアデンタルクリニック院長の高田です。
「 矯正のディスキングに関する資料」 を勉強しています。

大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。

臼歯の近遠心の外郭はすべてエナメル質である
臼歯の歯冠はテーーパー状になっており,前歯の2倍に当たる十分に厚い
隣接面エナメルに厚いエナメル質が存在するため,その部位を削除の対象とするのである。
臼歯部の隣接歯間部 主として臼歯部隣接面の削除一一の基準となる.悪名
用いて,おもに臼歯部の隣接面エナメル質を削除することを表す用語であるに.
象牙質ーエナメル質境を表す線が,咬耗を補正する厚いエナメル質の存在を示している.
隣接面エナメル質の削除療法は,通常は前歯に限定され,下顎切歯ではめったに行
われないが,それでは軽度の叢生(2~3mmしか改善できない5二それ以上の改善を
得るためには,隣接面エナメル質が不足しているのである.通常,臼歯部隣接面の豐
隆を利用すると,最大で歯列弓長の8mmが獲得できる.これは抜歯か,非抜歯かの判断には重要になる。

ポーダーライン上にある症例を改善するためには,十分な量である.それ以上の叢生
は,抜歯を検討することになろう.
前歯隣接面のストリッピングに関する文献は数多く発表されている.
咬合面を調整するために高速バーを用いたり,切歯の隣接面を削除するために研磨ストリップスを
用いることは,臨床家にとっては比較的楽なことである.
しかし,複数の臼歯において隣接面エナメル質を削除することは,楽なことではない.
いかなる病的変化も伴わず,あるいは咬合関係を変化させすに有意なスペースがつくり出せる
ならば,抜歯または拡大と比較して魅力的な選択となることは明白である.
しかし,臼歯部の隣接面エナメル質の意味について人類学的および生理学的概観を広い見地から考察することは,
臨床家が工アーローター・ストリッピングの概念を正しく評価するために役立つ.
人類学的な見地から始めることとする.
約500万年前,直立歩行動物は,ある特徴をもった.それはヒト科の一種である人
類にみられる特徴である.咀嚼メカニズムは,2000万年にわたる類人猿からの試練と誤った洗練プロセスの結果である.道具を使用する以前,歯は,鉗子,粉砕器,武器,
濾過器,はさみとして利用され,また,言語能力の前触れともいうべきフェイシャル
アニメーションにおいて最も重要であった
とりわけ,食物を効果的に加工処理することが,生存のために必要であった1二著
しく発達した咀嚼力によって,比較的容易に食物を処理するができた.摩耗し咬頭のなくなった歯と強力な顎によって,平原に住む猛獣の体から肉塊を引きちぎったり,採取したあらゆる食物を丹念にかっ疲れすに噛むことができた.手入れをほとんど必要としない比較的非病理的な咀嚼システムをもった立派な雑食動物であった.しかしながら,明らかな欠点もあった.原始的な食物は,砂混じりであったため,その結果,隣接面や咬合面を広範囲にわたり摩耗させた.この見かけ上の欠陥の自然な補償システムか:月日Sの根本原理を解く鍵となる.
偉大なる解剖学者のHⅢ・ySiche「は,この咬耗に関するジレンマについて考察し,次のように語った
二つの疑問について答えられねばならない.
ーつは,歯の摩耗は,
自ずと決定づけられたプラスの作用であり,自然の摂理は機能を高めるために歯を犠牲にするのかということ,もうーっは,歯の組織の継続的損失をできることなら打ち消すように,あるいは少なくとも最小限にとどめるように,歯の摩耗が適合,修復,再生的変化の結果として起きるかどうかということで

Siche「の一つめの疑問に対する答えは簡単である.咬頭がなくなった咬耗した歯列はよりよい咬合装置をつくり上げた.咬頭が摩耗するにつれて,
上下顎の歯は効果的な挽き臼のようになった。
顎がどんな動きをしても咬頭の制限はなかった.
非効率的な咀嚼をもたらす現代の咬頭は,干渉を無視した容赦ない研磨作用よってす
図1.2咬合面および隣接面のエナメル質は、原始的なライフスタイル
による容赦ない咬耗によって摩耗している.
り減らされ,あらゆる側方運動に対して咬合面すべてが最大接触するようになった
Siche「の二つめの疑問(適合,修復,再生の代償作用について)に対する回答は,以下のような咬合プロセスの特徴によって代償されたと思われる.
岡山県 岡山市北区 今保 久米 中山道 延友 白石 花尻 北長瀬 西バイパス近くiche「の一つめの疑問に対する答えは簡単である.咬頭がなくなった咬耗した歯列はよりよい咬合装置をつくり上げた.咬頭が摩耗するにつれて,上下顎の歯は効果的な挽き臼のようになった。
顎がどんな動きをしても咬頭の制限はなかった.
非効率的な咀嚼をもたらす現代の咬頭は,干渉を無視した容赦ない研磨作用よってす
図1.2咬合面および隣接面のエナメル質は、原始的なライフスタイル
による容赦ない咬耗によって摩耗している.

り減らされ,あらゆる側方運動に対して咬合面すべてが最大接触するようになったSiche「の二つめの疑問(適合,修復,再生の代償作用について)に対する回答は,以下のような咬合プロセスの特徴によって代償されたと思われる.