アクアデンタルクリニック院長の高田です。
「エンドのための論文」の論文を
読んでいます。
Bacteriologic evaluation of the efficacy of
mechanical root canal instrumentation in endodontic therapy
学んだ内容
歯内治療における機械的根管形成の有効性の細菌学的
根尖病巣をともなう17本の単根歯における細菌の存在が、治療の全期間を通して調査された。
根管形成時、根管は生理食塩水を用いて根管洗浄された。
抗生剤溶液、あるいは貼薬剤としての抗生剤は用いなかった。
細菌は、 初回治療時に歯から採取したすべての試料で観察された(平 均細菌数4X10”個、範囲10* ご10′ 個)、
そして嫌気性菌は、 観察された菌株のうち、それぞれの試料 で1%から10. 88%の範囲で観察された。
もっともよく単離された細菌株は、peptostreptoccus であった。
機械的根管形成は相当数の細示数を減少させた。
予約治療開始時に採取した計は 通常10* 10′ 個の細菌が認められたが、
治療終了時には10* 10* 個と さらに減少していた。
治療期 間中に8歯の根管から細菌が取り除かれた。
5回連続の治療にもかかわらず、7 根管において細菌は除去されなかった。
これら細菌の持続感染に関与するような特別な細菌は認められなかった。
5回もの治療にもかかわらず、 細菌感染を維持した歯は、
初回持の試料に多数の細菌が観察された歯であった。
などを学びました。