アクアデンタルクリニック院長の高田です。
「エンドのための論文」の論文を
読んでいます。
学んだ内容
The application of tissue engineering to regeneration of pulp and dentin endodontics
☆歯内療法における歯髄および象牙質を再生するための組織工学の応用☆
う蝕、歯髄炎、そして根尖性歯周炎は、 医療費そして医療費に付随した経済生産性の損失を増やす。
それらは最終的に早期の歯の喪失を生じ、それゆえ、 生活の質の低下につながる。
歯髄幹細胞/歯髄 前駆 細胞を用いる生活歯髄療法の進歩は、すべての歯髄を除去することなく象牙質/歯髄複合体の再生を促進できるかもしれない。
組織工学は、 デザイン科学であり、 がんや外傷を含めた疾病により失った部位と入れ替わる新しい組織を製作することである。
組織工学の重要な要素は3つあり、 形態発生シグナル、 モルフォゲンに反応する幹細胞、そして 細胞外マトリックスの 足場(スキャホールド)である。
骨、 心臓、肝臓 、そして腎臓のような多くの組織や器官において、
自然な生物学的再生を加速もしくは誘導するために、 前臨床試験における細胞療法や遺伝子治療が、 組織障害部位へ足場に移植した幹細胞/前駆細 胞とともに成長因子 、サイトカイン、およびモルフォゲン を供給するための 手段として発展してきた。
歯髄組織は、骨形成タンパク質(BMP)に反応して象牙芽細胞に分化する潜在能を
有する幹細 胞/前駆 細胞を含んでいる。
象牙質を再生するためには2つの方法がある。
1つ目は in vivoにおける治療法で あり、BMPタンパクもしくは BMP遺伝子を露朋した歯和や生活断崩を行った歯髄に直接適用する。
2つ目は、evroにおける治療法であり、 歯髄組織からの幹細胞/前駆細胞の
単離、遺伝子組み換えBMPやBMP遺伝子を用いた象牙芽細胞への分化、
そして、象牙質再生のための最終的な自家移植からなる。
本総説はこの領域における近年の進歩について焦 点を当て そして歯内療法における臨床的汎用性への 障害と挑戦について考察する。
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