歯の磨き方

私たちは毎日当たり前のように歯を磨いていますが、実は「正しく磨けている人」は意外と少ないのです。

歯ブラシだけで落とせる歯垢(プラーク)は全体の約60%程度と言われており、特に歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などは汚れが残りやすいポイントです。

そこで大切なのが、

正しいブラッシング方法と フロスや歯間ブラシとの併用です。

 

 

まず、歯ブラシの持ち方は「鉛筆を持つように」軽く握るのが基本。

力を入れすぎると、歯ぐきを傷つけたり、歯の表面を削ってしまうことがあります。また、毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度で当て、小刻みに動かす「バス法」が効果的です。

1カ所につき10〜20回程度を目安に磨き、1本ずつ丁寧に当てていく意識を持つと、磨き残しを減らせます。

さらに重要なのがデンタルフロスの使用です。

歯と歯の間は歯ブラシの毛先が届きにくく、フロスを使うことで初めて清掃が可能になります。

フロスは18〜20cm程度にカットし、両手の中指に巻き付けて使います。

歯と歯の間にゆっくり挿入し、片方の歯面に沿わせるように上下に動かすのがポイントです。

決して力任せに押し込まず、やさしく操作しましょう。

フロスを習慣化することで、虫歯や歯周病の予防効果がぐんと高まります。

 

 

最後に、磨くタイミングも大切です。

食後すぐよりも、寝る前の丁寧なケアが最も重要とされます。

就寝中は唾液の分泌が減るため、細菌が繁殖しやすくなるからです。

夜の歯磨きでは特にフロスや歯間ブラシを取り入れて、しっかりとしたお口のケアを行いましょう。

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