「エンド ペリオ×再生療法」の本を読みました。
内容は
エンドペリオの病態の把握
分類と歯根膜喪失量
エンドペリオの症例で歯内療法を優先するのは
「エンド ペリオ病変では歯根膜が残存するエンド病変内までポケットが連続しており歯周治療を先行するとエンド病変内に残存する歯根膜を損傷するリスクが有るから」である。
明らかに歯石が存在する部位には 歯周病の進行による歯根膜喪失の拡大を防ぐためにもそうきゅうに歯周治療を行うべきである。
エンド ペリオ病変は「エンド病変」と「ペリオ病変」から成り立ち、その境界を意識しながら治療を進めることが重要
術前では病態の鑑別ができないことが多い。エックス線検査と歯周組織検査を頼りに処置に対する生体の反応を観察しながら治療と診断が同時並行で進んでいく。
エックス線写真はエンド ペリオ病変の病態把握に必要であるが
それのみで残存歯根膜レベルを推測することは危険であり、歯内療法後の待機診断を行うことで初めて歯根膜喪失の範囲が明らかになる。
歯内療法終了後に根尖病巣が残存する場合も難治性歯内疾患が関与するか否かで外科的歯内療法か歯周組織再生療法か次の一手がかわってくる。
その判断には 患歯がエンド ペリオ病変成立に至った経過を知っておく必要がある。
ということを学びました。
臨床に生かしたいと思います。