う蝕にかかわる切削介入の決断のコンセンサス

アクアデンタルクリニック院長の高田です。

日本歯科保存学会から出されている

「う蝕治療ガイドライン」を読んでいます。

 

☆咬合面う蝕の診断には どのような診査法が有効か☆

う窩の形成がある場合は視診や触診は有効である。

視野を清掃・乾燥し、注意深く観察しても見過ごされるものは

エックス線写真では明らかに認識されるほど大きくかつ脱灰された状態も

確認できる。

 

☆隣接面う蝕の診断には どの診断法が有効か☆

う窩の形成がある場合は触診や視診は有効である。

う窩の形成がない場合はエックス線検診あるいは透過診が有効である。

 

う蝕診断は病変の検出、病変の深さおよび病変の活動性を判断する

過程であり、歯科医師にとって日常臨床での重要な部分である。

これまで う蝕にかかわる切削介入の決断のコンセンサスは下記のような

条件が複数認められた場合であると考えられる。

 

・肉眼的に明らかなう窩を認める。

・食片圧入や冷水痛などの自発症状がある

・審美障害の訴えがある

・エックス線写真でエナメル質あるいは象牙質に達する病変を認める

・その他