インプラントロジストをへリオドンティストが語らインプラント局囲炎の治療指針ーインプラント周囲炎と歯周炎は同じなのか?-
さなどの治療計画を十分に考える要があります。
医訌そうですね。治療計画の立案の段階で、遠心骨の削除も必要性の有無も含め、十分に入計画を煮誌めておき、どのようにメインテナンスするかも考
慮に入れて、最終上部構造のイメージを持っておくことが重
要だと思います。
BOPが炎症があることの指標であることはわかりま
すが、炎症とは生体が何らかの有害な刺激を受けた時に起こる
3つがあります。
③物理的因子(外傷、火傷、異物など)
②アレルギー反応
①細菌、ウイルスなどの微生物による感染
る防御反応です。炎症を起こす原因には、
生物学的幅径を侵すことで炎症、つまり
骨縁下マ-ージンによるBOPは、物理的因子によるも
のとも関係が深いです。
すべての原因が物理的因子ではないと思います。
物理的因子に入出した部位での細菌の存在が引き起こした炎症であり、
、症例Ⅱ気結果としてわれわれが環境を作り
のものもBOPの要因として考えればいいのでしようか?
物理的因子、要するに先ほどの症例ーのような骨縁家マーージ
ていると思うのですが、インプラント周囲炎の場合には
現在の歯周疾患における炎症は細歯感染としてまとめられ
BOPが(+)になります。だから少なくとも、細菌感染では
ない炎症たとおもいます。
生物学的幅径を構築するために、生体は骨吸収を引き起こし、要な転組織量を確保します。
つまり、生体がインプラントに合わせるようにリモデリン
グを起こしています。骨縁下に補綴マージンがあることによ
り、上皮付着、結合組織性付着はそれより下に構築され、結
果として周囲粘模溝が深くなります。そういった場所には嫌
気性菌か形成されやすく、それかBOP(+)のもっとも大き
な要因と考えます。
そうだとすると、骨吸収つまりリモデリングが起き
ているから、炎症反応、いわゆる先ほどのような物理的な炎
症は逆に言うと早間に終了するという考え方ですか。
インプラント周囲の粘膜縁上縁下のプラークコントロールか確立していれば、
補綴装置装着後、機能後一年で機能的荷重によるリモデリングか起こり、
それ以降は組織か安定していることが示されています。
さまざまな因子が機能後関与すると思いますが、補綴装置
装着後一年には、今回お示しされた状態がすでに確立してい
たのではないかと考えます。
炎症たけ残ることが、異物であるインプラントと天
然歯で生物学的幅径が異なる理山だと、考えています。
Eu「operi09での歯周病/インプラント周囲病変の定義改定
四99年のAAP(米国歯周病学会)による歯周病の定義が円年ぶりに改
定され、2田8年6月にオランダで開催されたEu「叩eri09で発表された。
この改定は米国とヨーロッパ歯周病学会が共同で行ったもので、世界
中で使える定義を意識したものと考える。今回はインプラント周囲病変
の有病率が、世界的に高いことが数々の研究で示されていること、イ
ンプラント治療が先進国を中心に広ろがっています。