アクアデンタルクリニック院長の高田です。
今日はNPO 法人日本歯科放射線学会から発表されている
「インプラントの画像診断ガイドライン」を勉強しました。
大切な内容をまとめながら、ブログに残していきたいと思います。
CT撮影時のステントの使用について
Q: インプラントの CT診断における望ましいステントはなにか?
要約:CT撮影時のステントは治療計画に有用であり、
使用は勧められる。
ただし、望ましい CT撮影用のステントについて明確な根拠に基づいたものはない。
A 最終的な上部構造の予測のために調整したステントの指示部分や歯の部分
1) MMAレジンのポリマーと硫酸バリウムを混ぜたモノマーを使用
2) MMAコートバリウムを 3~7%含有させたレジンを使用
3) 接着性レジンにあらかじめ造影剤を混入した製品を使用
4) レジン製ステントの内面にX 線不透過性が低いシリコーン製剤を使用
B. 人工歯根の植立位置と方向を示すための素材
1) ステンレス管を使用
2) ガッタパーチャを使用
3) X 線不透過性の疑似歯にホールをあけて使用
4) チューブスプルーを使用
5) シリコーン系バイト材を使用
インプラント周囲炎に対する画像診断について
Q: インプラント周囲炎の画像診断として推奨される方法はなにか?
1) 要約:インプラント周囲炎には、口内法 X 線による評価が推奨されている。
2) ただし、 その他の画像診断法に関して明確な根拠はない。
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