アクアデンタルクリニック院長の高田です。
「Dynamic and cyclic fatigue of engine-driven
rotary nickel-titanium endodontic instruments」
歯内療法用ニッケルチタン製ロータリーエンジンファイルの
動的疲労と繰り返し疲労
根管治療の英語論文を読みました。
学んだ内容
工ンジン駆動型ニッケルチタン製ファイルを試験するための適切な基準がないことは、
あらゆる領域におけるこれら器員のさらなる研究の必要性を意味する。
本研究は、3種のエンジン駆動型ニッケルチタン製ロータリー歯内療法用ファイル
(profile, hero, quantec)を検索対象とし、
根管形成中に器具に影響を与えた曲率半経に関する
動的破壊時間を評価し、さらに破折が生したときの
とテーバーに基づいたファイル径と
そのときの破析様相も評価した。
それぞれのファイル群と曲率半径にそれそれのサイスとテーパーか行きわたるように
10本のファイルを無作為に選び、計600本のファイルとした。
ファイルは毎分350回転の速度で、
模擬根管として焼戻して処理された綱曲線金型に揮入した。
5mmと10mmの2種類の曲率半得を用した。
すべてのファイルの破折までに要する時聞を記録し、
それぞれのファイルの破析面を電子顕微鏡で分析した。
曲率半径が、ファイルの破折抵抗性を決定する
もっとも有意な要因であるとわかった。
曲率半径か小さくなるにつれて、破折までに要する時間は短くなった。
ファイルのテーバーも破析時間の決定に重要であるとわかった。
直径が大きくなるほと、破折に要する時間は短くなった。
すべてのケースで、破析は、延性特性によるものであった。
こうして、ファイル破析の主原因は繰り返し疲労破析であることかわかリ、
この分野におけるさらなる解析や基準の設置が必要であることがわかった。
この論文を読んで、ファイルが少しでも変形した場合は すぐに捨てるように決めました。